最高の体調を作るために 鈴木祐著「最高の体調」を読んで

「最高の体調」鈴木祐

f:id:akkpen:20190719145140j:image

 この本は、文明の進化によって起こっている遺伝子のミスマッチに対し、現代においてどのように対策していくことができるのかが書かれています。

元来人間に備わっている遺伝子は、近代化によって出現した生活様式や文化、製品などにはうまく対応できるようになっておらず、これが様々な不調に繋がっているそうです。このような不調は文明病といい、集中力の低下や肥満、鬱などを引き起こし心身を蝕みます。解消するためには私たちの祖先である狩猟採集民の暮らしをヒントにして、彼らの生き方を現代に応用していくことが必要です。

6つのテーマで様々な不調へのアプローチ方法が紹介されており、どれも科学的根拠に基づく内容になっています。

その中から、参考にしたいと思った部分を紹介していきます。

・4章「環境」

人間は環境に大きく影響を受けるため、環境を整えることは大切です。そこで、最高の体調を作るための環境としては自然の効果がとても大きいようです。自然には副交感神経を活性化させる働きがあり、疲労回復、リラックス効果が期待できます。実際に自然がある場所へ行かなくても自然の画像を見たり音声を聞いたりするだけでも良いそうです。この影響力の大きさの理由は、自然が感情システムをバランス良く刺激してくれるため。感情システムとは、人間の心の動きを3分類する考え方で、興奮、満足、脅威の3つで構成されています。

1つ目の「興奮」は、ドーパミンという神経伝達物質によって喜びや快楽などのポジティブ感情をもたらします。2つ目の「満足」は、オキシトシンによって安らぎ、親切心といったポジティブ感情をもたらします。3つ目の「脅威」では、アドレナリンやコルチゾールによって不安、警戒感をもたらします。

この3つがバランス良く機能することで高いパフォーマンスを発揮できるそうです。

余談ですが神経伝達物質のことを良く知らなかったため相当ざっくりですが調べてみました。脳内には多くの神経細胞があり、この神経細胞へ感情、記憶などの情報を運搬するのが神経伝達物質だそうです。合ってるかな?もう少し詳しく勉強できそうです…wikiを見てみましたが頭痛くなった😓

・5章「ストレス」

狩猟採集民の暮らしで起こるストレスは、現代とは違い急性的なストレスでした。例えばサバンナなどで猛獣に遭遇するなど、その瞬間に限られたストレスです。しかし現代では慢性的なストレスの方が多いですよね。それは職場の人間関係や老後、健康面の不安など様々です。これは2章「炎症と不安」にあるように農耕という文化が現れたことで時間感覚が変化していったことが原因の1つではないかと思います。未来の感覚を持つようになったことで、どうなるかも分からない先のことを意識しすぎるようになってしまい、それがぼんやりとした不安になっています。この章では、こういったストレスに対処していくための方法がいくつか紹介されています。睡眠の質を上げる、デジタル断食など色々ありましたが、リアプレイザルは初めて聞いた言葉でした。

リアプレイザルとは、緊張したりイライラする出来事があってストレス反応が出始めたときに「楽しくなってきたぞ!」と自分に言い聞かせる行動のことです。そうすることである程度怒りや興奮の感情はおさまります。使えば使うほどストレスに強くなるという研究もあるそうです。

これは日常生活でも取り入れたいなと思いました。少しのことでイライラしてしまったり、相手を責めたくなってしまって後から反省することも多いので、リアプレイザルを実践することで穏やかな気持ちを保つことができれば良いなと思います。

・7章「死」

 この章では、いつ訪れるか分からない「死」への不安をできるだけ減らしていくために出来ることが書かれています。ここで紹介されている「マインドフルネス」のあり方にはハッとさせられました。マインドフルネスという言葉は知っていましたがどういう意味なのかは全く知りませんでした。この本では「マインドフルネスとは心を無にするような困難に挑むことではなく、たんなるリラックスや幸福感の言い換えでもなく、スピリチュアルや宗教的な至高体験でもない、ごく日常的な意識のあり方です。」と説明されています。マインドフルネスな意識とは、「その時の感情を自覚している」「いまの状況に集中できる」「つねに自覚的に作業を行う」といった状態だそうです。

自分にはこの意識がほとんどないことに気付き、それも疲れの要因になっているのかなと感じました。私の毎日を振り返ると、ほとんど常に今の状況に集中できていない状態です。何かをしながら次にすること、明日すること、来週すること、これからやりたいことなんかをいつも考えていて、その時その瞬間にやっていることがおろそかになっている気がします😓お風呂に入るとき、食事をするとき、カフェでお茶するときなど、その瞬間を楽しめる事象でさえも先のことばかり…確かに未来がノープランではダメだしある程度の段取りができていた方がスムーズにいくこともあるんですけどね。こう考えると、楽しめることって日常に沢山ありそうだなと思います。買い物や病院に行く道中はお散歩を楽しんだりできるはず。本当、先のこと考えすぎ問題です!!ながらスマホ、今を楽しめないからダメ絶対!!

この対策として自己観察の力をつけることが必要になってきます。認知行動療法の1つであるタイガータスクやマインドフルネスイーティングなどが紹介されていました。

何かをする際に、その作業に意識を向けること…なかなか難しいですが実践していきたいです。

本を読んで実践していきたいこと

・日常生活に自然と触れ合うことができる環境を取り入れる

近所に大きな植物園があるので定期的に通ってみようと思います(夏以外)あとは身近な公園に行くことも日常的にできそうです。あとはたまに大自然がある所へ旅行なども良いですが乳児がいるため少し厳しいですね。

家庭内では、植物を育てることは以前からやってみたいと思っていたのですが虫のことを考えると躊躇してしまう…本当は家庭菜園にはとても興味があるので、虫があまり付かないものを調べてみます!

・リアプレイザル

良くないことや思い通りにいかないことが起こったとき、意識的に考えられるようにしたいです。毎日上手くいかないことが多くても諦めない気持ちが大切ですね。

・自己観察力を育む

「いまここ」に意識を向けるために、ながら食べをやめてゆっくり味わいながら食事をする、ストレッチ中はストレッチのことだけに集中するなど。集中力をつけるために必要なことはもっとありそうなので、調べてまとめられたら良いなと思いました。

山王バースセンターで無痛分娩!

私は第一子の男の子を山王バースセンターで出産しました。山王バースセンターでは95%の妊婦さんが無痛分娩をするそうです。私は出産するなら無痛分娩が良いと思っていたので、それだけ無痛分娩が多いなら慣れているだろうという期待と、24H無痛分娩対応可能という点を魅力に感じ山王バースセンターを選びました。

今回は自分用の記録もかねて出産時のことをレポします。

入院は出産前日の14:00です。まず2Fの外来で入院手続きをし、体重と血圧の測定、尿検査をしてから3Fの病棟へ行きます。病室へ案内され、15:00頃からNSTを行いました。

夕方に診察し、ここで子宮口が開いていない場合は子宮口を広げるためにミニメトロという風船を入れる処置をします(割と痛い)

その後は自由時間で夕食を食べて、お風呂に入りゆっくりしました。緊張で少し寝つきが悪かったですが何とか寝ました。確かなかなか眠れない場合は眠剤がもらえた気がします。

そしていよいよ出産当日になりました。絶食のため朝食はなしですが、飲み物は水かお茶は飲めます。分娩時に着用する病院着に着替えて待機です。

7:00頃に看護師さんが来て点滴のルートを取ってもらいました。今回は手首の辺りでした。以前手術したときみたいに手の甲ではなかっただけましだけどやはり痛かったです。同時にNSTも開始しました。

7:30頃から陣痛促進剤の投与開始です。この時点では麻酔の処置はしませんが、初めは促進剤も少量のためお腹が張る程度で痛みはありません。30分おきくらいで助産師さんが様子を見に来てくれて徐々に促進剤の量を増やしていきます。

9:00に主人が到着。朝は点滴の処置などがあるため、立ち合いの方は9:00以降に来るように指示があります。この間も少しずつ促進剤を増やしていきます。

10:30に主治医が来て人工的に破水させました。破水後から急に痛みが強くなりました。我慢できなさそうな痛みだったのでここで麻酔を入れてもらうことにしました。

11:00にLDRへ移動し、11:30に麻酔科の先生に硬膜外麻酔をしてもらいました。背中に管を入れてもらう際少し痛みがありましたが、これは個人差があるようです。麻酔の薬を入れてもらうと痛みが全くなくなりました。すごい。

ここから子宮口が全開になるまでは主人と話して待ちました。LDRにはテレビやDVDプレーヤーがあるのですが何となく緊張して見る気になれず…。

この時へその緒が巻いていて仰向けで寝ていると赤ちゃんの心拍が落ちてしまうため、右向きで寝るように指示されました。しかし、仰向けでないと麻酔の効きが悪くお腹の半分だけ痛みが出てしまいます。これはどうしようもないようで、何とかやり過ごしたような気がします。赤ちゃんの向きが変わったのか、気づいたら仰向けでも大丈夫になっていました。だんだん赤ちゃんの頭が挟まっているような変な感覚になり、15:00頃には子宮口が全開になり、骨盤の痛みをなくす麻酔の薬を入れてもらってから分娩体制になりました。

助産師さんの指導のもと、陣痛の波に合わせていきんでみますが無痛のためできているのか自分ではよく分かりません。結局5~6回くらいいきんだ後院長による鉗子分娩で15:40頃に長男誕生。主治医の先生が後処置で会陰を縫ってくれました。

ここで産まれたての赤ちゃんを横に連れてきてもらって、少しだけおっぱいを吸ってもらいました。かわいい…でも自分が子供を産むなんて変な感じでまだまだ実感がありません。

処置後1~2時間くらいLDRで過ごし、特に問題なければ病室に戻れます。

私はちょっと問題があったので、その後の処置が長引いてしまい病室に戻れたのは日付が変わるころでした…問題がなかったら夕食も食べられたのですが、私は食べられず…残念でした。

出産は何があるかわからないのでとても不安でしたが、何とか無事に出産し、出産直後の経過も多少問題があったものの無事退院することができたので良かったです。

無痛分娩は事故で訴訟があったりして否定的に考える方もいらっしゃると思いますが、個人的には産院をしっかり選択すればおおむね大丈夫ではないかなと思います。

病院選びの際に私がチェックしていた点は、

1.麻酔科の医師が麻酔してくれる

2.24H無痛対応

3.無痛分娩の実績が豊富

4.家からタクシーで20分以内

5.体重管理が厳しくない

6.赤ちゃんを預かってくれる

このポイントで産院を探すと山王バースセンター一択でした。

しかし、家からタクシー20分はGoogleMAPで調べた際のことで、妊娠後期や入退院時に実際にタクシーで行ってみたら35分くらいはかかった気がします。GoogleMAPでは道路状況とか考慮されてなかったのかな??信号待ちや渋滞が一切なく一度も停車することがなければ20分で行ける気がします。w

待合室や病棟もホテルのようで素敵ですし、食事も素敵な食器で提供されて美味しいですし、出産の特別な思い出にもなり(普段からこのようなセレブな病院には通えないので)山王バースセンターは大満足な産院でした!

最後に山王バースセンターのお食事集を・・・

山王バースセンターでは3食と3時のおやつが出ます。毎日の楽しみでした。毎食毎食全ての料理が美味しかったです!

f:id:akkpen:20190625094420j:plain

f:id:akkpen:20190625094401j:plain

f:id:akkpen:20190625094354j:plain

f:id:akkpen:20190625094345j:plain

f:id:akkpen:20190625094327j:plain

f:id:akkpen:20190625094317j:plain

f:id:akkpen:20190625094234j:plain

f:id:akkpen:20190625094228j:plain

f:id:akkpen:20190625094223j:plain

f:id:akkpen:20190625094218j:plain

f:id:akkpen:20190625094214j:plain

f:id:akkpen:20190625093124j:plain

f:id:akkpen:20190625093114j:plain

f:id:akkpen:20190625093109j:plain

f:id:akkpen:20190625093100j:plain

f:id:akkpen:20190625093046j:plain

f:id:akkpen:20190625093042j:plain

f:id:akkpen:20190625093020j:plain

f:id:akkpen:20190625094412j:plain

f:id:akkpen:20190625094305j:plain

f:id:akkpen:20190625093119j:plain

f:id:akkpen:20190625093031j:plain

写真、多いな!!

 

入院生活と入院中便利だったアイテム

 設備や食事、アメニティの有無など入院生活の快適さは病院によって様々だと思いますが、 私が入院していた病院は市民病院のため最低限の設備が備わっているといった感じでした。病室は個室と2人、4人、6人の大部屋がありました。個室にはユニットバスとトイレがついていましたが、大部屋にはバストイレがないため共同のシャワー室があり、こちらは時間予約制でした。ドライヤーはナースステーションにいくつかあって毎日借りに行っていました。タオルやシャンプー、基礎化粧品などの提供はなく全て自前でした。

 食事は全体的に量が多かったです。白米が毎回200gも出ました。200gって大盛りですよね…栄養バランス的にはどうなのか?野菜は少なめです。入院中ってほとんど動かないのに毎食量が多い上に野菜が少なめで太りやすい気がします。ご飯に加えて持ってきたチョコとか食べてました(;^ω^)私のようにお菓子があるとつい食べてしまう方は持って行かない方が良いかもしれません。おそらく暇だから食べてしまいます。

 洗濯はコインランドリーが各フロアにあり乾燥までできます。唯一パジャマはレンタルできたので(確か1日200円ほどでした)パジャマは持参せずに済んで助かりました。

 特に不便な思いもせず快適な入院生活を送りましたが、持って行って便利だと思ったものがいくつかあったので紹介します。病院によって事情が違うかもしれませんが、これから入院される方には参考になるかと思います。

・ストローキャップ

 ストローキャップは必需品です!!本当に助かりました。手術で一晩寝たきりになるという方は必須です。術後しばらくは起き上がるのもひと苦労だったので、横になりながら飲み物を飲むことができて良かったです。全身麻酔の際の挿管のせいで喉が痛かったので頻繁に喉を潤していたこともあり、ストローキャップ様様でした。

 ・のど飴

 これも挿管の影響の喉の痛みをやわらげるためです。のど飴舐めてないと咳をしてしまいそうで(咳をすると腹圧がかかりお腹の傷に響く)常に舐めていました。何となく喉に効きそうな龍角散のど飴を選びました。

 ・割り箸、使い捨てスプーンなど

 入院していた病院では食事にお箸が用意されていませんでした。そのため便利だったというか必需品でした。食事のメニューによってはお箸で食べづらいものもあったのでスプーンもあると良かったです。差し入れでデザートを頂いた場合もスプーンがないと食べられません。

・暇つぶしグッズ各種

本やゲームなど。病気や治療内容にもよりますが入院後半になってくると1日中自由だったりするためかなり暇です。おそらくネット環境がある病院は少ないかなと思うので、スマホで色々したい方はデータ容量注意です!私はポケットwifiを持参しました。

 

といった感じで入院生活で重宝したものNo1はストローキャップでした。

 ストローキャップはまた書こうかと思いますが、出産のときにも重宝しました。

とにかく起き上がれない状態が起こることが想定される方はマストで持っていくと良いです。病院内のコンビニにも売っていました。

ストローキャップは入院中は便利ですが、日常生活では使わないので退院するときに捨てていきました。もう買うことがないよう、入院することがないように祈ります😓

卵巣嚢腫手術記録

私は28歳の時に卵巣嚢腫の手術をしました。

同じ病気の方の参考になればと思いその時のこと書いてみます!

自覚症状は特になくて、本当に偶然見つかったのでラッキーでした。

きっかけは生理が50日ほど来なかったこと。遅れてるだけかな?と思いつつ来る気配がなく次第に不安になってきたので職場近くの婦人科を受診し、以下のことを指摘される。

・通常3㎝ほどの卵巣がエコー上では8㎝に腫れている。右か左かは分からない

・腫れの中身は脂肪で、皮様嚢腫や奇形腫と呼ばれるもの(卵巣嚢腫は腫瘍の内容によっていくつか種類がある)

・おそらく手術が必要である

その後腫瘍マーカーを調べるための採血をし、翌日他院でMRIを撮影。

MRIの所見では腫瘍の中身が脂肪や歯、髪の毛などの皮様嚢腫と呼ばれるもので、左右の卵巣両方とも腫れていてサイズは8㎝と10㎝とのこと。

腫瘍マーカーCA19-9が基準値37以下のところなんと738!!

f:id:akkpen:20190624205313j:plain

かなりびびりましたが先生曰く皮様嚢腫では上がることもあるとのこと。

その他マーカーはCA125(こちらは正常値でした)SCC(わずかに基準値超)も調べました。

とにかく手術は免れず、某総合病院の紹介状を書いてもらい受診することになりました。

総合病院では手術に向けて追加で各種検査を行う。ここでもCA19-9を調べてもらい、約2週間前738だったのが912にUP!!!!笑えない…

f:id:akkpen:20190624163413j:plain

CEAとSCCも若干高いですね…この微妙なはみだし具合も不安に拍車をかけました。

この異常高値のために追加でCT撮影を行う。単純撮影と造影剤入れたverで2回。

造影剤を入れると一瞬カーっと全身が熱くなる。特に造影剤の副作用も出ず無事終了。

更に人生初胃カメラも体験。胃癌は卵巣に転移することが多いらしく、その可能性を調べるためとのこと。可能性としては低いとはいえ、そんなこと言われたら更に落ち込む。先生的にはあらゆる可能性を考えてくれているのかもしれないけど。胃カメラは割としんどかった…。鎮静の静脈麻酔は効かず全然眠れなかった。あと普通に嘔吐反応が出て終始ゲロゲロいってたwでも年に1回どうしてもしないといけないなら我慢できるレベル。

CTの所見でも皮様嚢腫を指摘されている以外は問題なく、胃もきれいとのことで無事手術ができることに。入院期間は10日間、術式は開腹手術で横に10㎝ほど切るそう。まずは腫瘍のみを摘出し、万が一悪性だった場合は再手術とのこと。

手術までの期間、約1か月。卵巣嚢腫で手術した方のSNSを探して繋がったり、沢山の闘病記や時には論文まで読み漁るなどして過ごす。

「一応良性の可能性が高いとは言われているけど良性と言われていたのに悪性だった人が多くはないけど存在する。自分もそうかも」という不安がずっとあり、手術も恐く不安でたまらなかった。ネット検索したって答えは出ないのにずっとネットで調べていた。そんな無駄に不安を増長させる日々を過ごし、何とか入院・手術の日を迎える。

 

手術前日:昼過ぎから入院し、病院着に着替える。夕食を半分残すように指示され、食後に錠剤タイプの下剤を飲む。21時以降は絶食。

手術当日:朝一番の手術。ラッキーなことに浣腸なし。手術着に着替え、血栓防止の弾性ストッキングを履く。看護師さんと一緒に自分で手術室まで歩く。手術室の手前の部屋に今日手術の患者さんが4~5人いらっしゃる。みんな車椅子に乗っている。私だけ徒歩。なぜ?w手術室に入り、ドラマでよく見る手術台に横になる。点滴で麻酔を入れられ一瞬で意識がなくなる。

目覚めたら病室。生理痛のような鈍いお腹の痛みがあるくらいで、全身麻酔の副作用はなかった。私の体質ナイス!しかしおしっこの管が不快すぎて辛い。まだ麻酔が切れていないのか、すごく眠くてずっとウトウトしてた。この日はこのまま一晩寝たきり。寝返りはしていいけど点滴やおしっこの管などが邪魔でうまくできない。背中が痛くて地獄。この一晩がかなりしんどかった。

手術翌日:朝から飲み物はOKに。起き上がって歩く練習をする。座るのもしんどい。お腹を横に15㎝切っていて、吊るような違和感がある。傷口はホチキスのようなものでとめられている。腹圧をかけなければ痛みはない。全身麻酔のために挿管していたので咳の症状があるが、咳をするとお腹に力が入って痛いので咳ができないという悪循環。しばらく常にのど飴を舐めていた。この日の昼からいきなり普通食が出てきて驚く。お粥からかと思ってた。

退院まで:主治医の先生は毎日様子を見に来てくれた。術後の説明では取り出した腫瘍は見た感じ悪いものではなさそうとのこと。看護師の友達によると良性と悪性では見た目が全然違うらしい。5日目辺りにお腹のホチキスを抜く処置(抜鈎)をしてもらう。抜鈎の時痛みは特になかった。

以後は体力回復のため病院内を歩いたり、SNSしたり、漫画を読んだりして過ごす。病院て暇だよね。予定通り10日目に退院する。退院の段階ではまだお腹をかばって前かがみでしか歩けないし、勿論のろのろ歩き。術後1か月半くらいは背筋を伸ばして歩くのが恐かった。

退院後初めての外来:病理検査は術前の診断通り両側の皮様嚢腫。ここにきて初めて心からホッとする。この間約2か月。ただ再発するかもしれないから子供は早めに、と言われる。 f:id:akkpen:20190624195444j:plain

術前に912もあったCA19-9は術後6日目に138、術後約1か月で56に下がりました。

これ以降CA19-9の検査はしていないけど、今は多分基準値は下回ってるはず…!これから手術予定でマーカー高い方、マーカーだけでは判断できないですし私みたいに900overの良性腫瘍もありますので必要以上に不安にならないで欲しいなと思います。

 今まで大きな病気をしたことがなく、初めての経験ばかりで辛いこともあったけど健康の尊さに気付けたことは良かったです。

あと、ネットで病気のこと検索するのはほどほどにした方が良いなと思いました。ネットも上手に使うことができれば良いですが、私のように色々調べ倒して落ち込んだり不安になったりするのであれば意識を他のことに向けた方が良いです。美味しいもの食べたり、趣味や仕事に打ち込んでみたり。

ちなみに術後1年で妊娠したので卵巣全摘でなければ妊娠の可能性もあります。婦人科の手術するっていうと不妊になるというイメージを持っている人が多いから「子供産めるの?」みたいなことを聞かれたりしましたが…(よく考えたら失礼ですよね?w)一応卵巣は残っているので妊娠可能性はゼロではないとはいえ、実際妊娠するかなんて分からんからそんなこと聞かれてもねぇ…何て答えたらいいの?w

長くなりましたが、婦人科の健診は子宮頸がんの検査のみのこともあるから、超音波で子宮や卵巣の状態を診てもらう機会を作ることをおすすめします!婦人病って性病みたいなものと誤解されやすいけど、若くても男性経験がなくても発症する可能性はあるので女性はみんな検査行くと良いよ!

 

こんにちは

簡単に自己紹介

 

平成1年産まれ

大学卒業まで実家暮らし

就職と同時に一人暮らしを始めて、6年後に結婚

現在第一子妊娠中の専業主婦です。

28歳で卵巣嚢腫(成熟嚢胞性奇形腫)の手術をしてその後結婚。現在臨月です。

 

趣味:ブログやyoutubeを見ること、読書、ウィンドウショッピング、料理、お菓子作り

好きな食べ物:もちもちした食べ物、チョコレート

興味のあること:アロマ

今後やりたいこと:筋トレ習慣化、サンドウィッチマンのライブに行く

好きな有名人:サンドウィッチマン、youtuberのかっちゃん

 

ブログをしたいなと思いつつ、テーマがなかなか定まらないためとりあえず雑記ブログ的に書いてみようかと思います。

卵巣嚢腫のことや出産(まだですが)のことは記録として残したいため記事にしようかと考えており、後は料理やお菓子、健康的な食事などに関心があります。

 

先週臨月に入り、いよいよ出産かと思うと緊張してきますが出産までゆっくりしつつ、でもやるべきことも頑張って過ごしていきたいと思っています。